結婚を前提に同棲した彼と別れた理由|介護と子育て、そして人生の選択

体験談

前回の記事では、20代の頃の私と、結婚を意識し始めた頃について書きました。

29歳の頃に付き合い始めた彼とは、結婚を前提にお付き合いをしていました。

付き合って半年ほどで両親に紹介し、その後、一緒に暮らし始めました。

彼の家族とも良い関係を築いていて、結婚への道を自然に進んでいると思っていました。

しかし、その生活はある出来事をきっかけに大きく変わりました。

結婚を前提に始めた同棲生活

彼とは比較的早い段階から将来について話をしていました。

彼にはお姉さんがいて、すでに結婚し、お子さんもいました。

私もお姉さんと食事をするなど、良い関係を築けていたと思います。

彼自身は東京で一人暮らしをしていましたが、ご家族は中国地方に住んでいました。

彼のお父様はすでに亡くなっており、お母様は一人でお店を経営していました。

当時は、まさかその後に大きな問題が起きるとは思っていませんでした。

彼のお母様に起きた事故

あるとき、彼のお母様が自宅の階段から落下し、足の骨を折る大きな事故が起きました。

命に別状はなかったですが、約2か月間入院することになりました。

その後、無事退院して自宅に戻りましたが、しばらくして家の周りを徘徊することが増え、警察のお世話になることもありました。

若年性認知症を発症してしまったのです。

突然の出来事でした。

このままお母様を一人にしておくことは出来ず、家族の誰かがお母様を支えなければならない状況になりました。

誰が親を引き取るのか

彼にはお姉さんがいますが、お姉さんにはすでに家庭があり、お子さんもいました。

そのため、現実的に考えるとお母様と同居することは難しい状況でした。

結果的に、彼がお母様を引き取ることになりました。

私はその話を聞いたとき、とても悩んだのを覚えています。

私は彼と結婚することを考えていました。

そして、結婚したらいつか子どもも欲しいと思っていました。

しかし、

子育てと介護を同時にできるのだろうか。

私には、その生活を想像することができませんでした。

結婚は2人だけの問題ではない

それまでの私は、結婚とは基本的に2人の問題だと思っていました。

好きな人と一緒に暮らし、結婚して、子どもを育てる。

そんな未来を漠然と想像していました。

しかし、実際には違いました。

結婚すれば、相手の家族とも関わることになります。

そして、家族に何かが起きれば、それは自分自身の人生にも影響します。

もちろん、それは悪いことではありません。

誰かの家族と一緒になるということは、その家族の人生とも関わっていくということです。

ただ、当時の私には、その現実を受け止める覚悟がありませんでした。

子育てと介護を両立する自信がなかった

もし彼と結婚した場合。

介護を必要とするお母様がいて、そして自分たちにも子どもができたら。

私には、そのすべてを抱えられる自信がありませんでした。

仕事。

育児。

家事。

そして介護。

どれか一つだけでも大変なのに、それをすべて同時にできるとは思えませんでした。

彼とも何度も話し合いました。

そして最終的に、私たちは同棲を解消し、別れることを選びました。

大好きだったからこそ、とても苦しい決断でした。

しかし、この経験がきっかけで、私は初めて本気で自分自身に問いかけることになりました。

「私は、本当に結婚したいのだろうか?」

次回は、彼と別れた後に私が気づいた「結婚したい理由」と、「子どもが欲しいのか」という気持ちについて書きます。

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