結婚を前提に付き合っていた彼と別れた後、私はしばらく自分の人生について考えました。
そこで初めて、自分自身に問いかけました。
私は、なぜ結婚したいと思っていたのだろう?
周りが結婚していたから焦っていた
もちろん、彼のことが好きだったから結婚したいと思っていました。
しかし、それだけではありませんでした。
周囲の友人たちが結婚していく。
子どもが生まれる。
家を買う。
家族ができていく。
そんな周囲を見ているうちに、私は知らない間に焦っていたのだと思います。
「自分だけ置いていかれたくない」
「結婚できない人だと思われたくない」
「そろそろ結婚しなければいけない年齢なのではないか」
そんな周囲の目を、私はとても気にしていました。
その結果、「自分も結婚しなければ」と思い込んでいたのだと思います。
子どもについても、本当の気持ちがわからなくなった
結婚について考え直すと、子どもについても同じようにわからなくなりました。
「子どもが欲しい」
そう思っていたけれど、それは本当に自分自身の気持ちなのか。
それとも、
「両親に孫を抱かせてあげたい」
「結婚したら子どもを持つもの」
そんな周囲の価値観に影響されていたのではないか。
自分でもわからなくなりました。
私は子どもが得意ではなかった
正直に言うと、当時の私は子どもがあまり得意ではありませんでした。
子どもが嫌いというわけではありません。
かわいいと思うこともあります。
しかし、街で子どもが激しく泣いていたり、大きな声を出していたりする場面を見ると、とても疲れてしまうことがありました。
もしこれが毎日続いたら、自分はどうなるのだろう。
子育てのストレスで感情をコントロールできなくなったらどうしよう。
そんな不安もありました。
当時は、子どもへの虐待によって命が失われるニュースもたびたび目にしていました。
「自分には子どもを育てる資格がないのかもしれない」
そう思うようになりました。
結婚も子どもも必要ないと思った
彼との別れをきっかけに、私は一度、結婚も子どもも自分の人生には必要ないと考えるようになりました。
結婚しなくても生きていける。
一人でも生活できる。
仕事もある。
友人もいる。
それなら、無理に結婚する必要はない。
子どもについても、自分には向いていないのかもしれない。
そう思っていました。
そして30歳の頃、今の彼と付き合うことになります。
私は付き合う前に、彼に一つだけ大切なことを伝えました。
「私は結婚願望もないし、子どもも欲しいと思っていない」
次回は、結婚も子どもも望んでいなかった私が、35歳になって突然「子どもが欲しい」と思い始めた出来事について書きます。


