初めて不妊治療クリニックを受診したとき、私は初めて**「不妊治療宣言書」**という書類の存在を知りました。
これまで何となく「不妊治療は保険が使える」というイメージを持っていましたが、実際には一定の条件があることを、このとき初めて知りました。
不妊治療宣言書に書かれていた内容(抜粋)
私が受診したクリニックでは、不妊治療を保険診療で受けるために、次のような内容が記載された書類について説明を受けました。
法律婚の場合
- 法律婚であること
- 家族全員分・続柄が記載された3か月以内の住民票(原本)の提出
事実婚の場合
- 重婚でない証明のため、双方の戸籍謄本(原本)の提出
- 同一世帯であることを証明する住民票(原本)の提出
- 生まれた子どもを認知すること
- 同一世帯でない場合は理由書の提出
- 理由によって医院が事実婚と認められないと判断した場合は自費診療になることを了承すること
さらに、パートナーの健康保険証を毎月確認する運用についても説明がありました。
※制度や運用は、受診する医療機関や制度改正によって異なる場合があります。
未婚の私には高い壁でした
私は結婚を前提とせず、子どもを持つことを考えています。
そのため、この制度の説明を聞いたとき、「私は最初から対象ではないんだ」と感じました。
もちろん、保険制度にはルールがあり、一定の条件が設けられていることは理解しています。
それでも、未婚というだけで同じスタートラインに立てないように感じたことは、とても印象に残っています。
あの日、私が感じたこと
正直に言うと、悲しい気持ちになりました。
私は既婚・未婚に関係なく、子どもを望む気持ちに違いはないと思っています。
だからこそ、「結婚しているかどうか」で受けられる制度が変わることに、戸惑いを感じました。
これは制度が間違っていると言いたいわけではありません。
ただ、未婚で妊活を考えている人がいることも、少しずつ社会に知られていってほしい。
そんな思いが強くなりました。
これからに期待したいこと
近年は、家族の形や生き方が少しずつ多様になってきています。
それに合わせて、不妊治療や妊活を支える制度も、さまざまな事情を抱える人に寄り添う形へと広がっていったら嬉しいです。
私自身もまだ妊活の途中です。
だからこそ、一人の当事者として感じたことを、このブログに残していこうと思います。
同じような立場で悩んでいる方に、「自分だけじゃないんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。


